【レビュー】『Nexus 5』SIMフリーならこれを買っておけば間違いないAndroid傑作機


こんにちわ、やむけい(@yamkei)です。

最新のOS「Android 4.4 Kitkat」やCPU「Snapdragon 800(2.3GHzクアッドコア)」を採用し、ハイスペックながらも16GBモデルが39.800円、32GBモデルでも44,800円と、かなりの低価格を実現した話題のGoogleリファレンス機「Nexus 5」を購入しました。

というのも元々SIMフリー端末が必要だったので、ちょうど手頃な端末を探していたのです。そこにNexus 5の登場ということでナイスタイミング。大義名分とはこのことですな(?)

購入したのは16GBのホワイトで、Google Playで5日の昼に注文して7日の朝には自宅に到着していました。はやい早すぎる。

というわけでちょっと時期は逃した感がありますが、簡単にレビューを。


【スペック】
画面:4.95インチ 1920 x 1080(445 ppi)ゴリラガラス3
寸法:69.17 x 137.84 x 8.59 mm
重量:130g
カメラ:前面130万画素、背面800万画素
OS:Android 4.4 KitKat
チップセット:2.3GHzクアッドコア クアルコムSnapdragon 800
Wi-Fi:(2.4G/5G)802.11 a/b/g/n/nc NFC/Bluetooth 4.0
ストレージ:16GB、32GB
RAM:2GB
バッテリー:取り外し不可、2300mAh(ワイヤレス充電対応)、使用時間最大17時間、待ち受け時間最大12日
ポート:microUSB、SlimPort対応、3.5mmステレオオーディオジャック、デュアルマイク、セラミック製電源・ボリュームボタン
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト


Nexusシリーズおなじみのパッケージ


2013年モデルのNexus 7と同じ青い箱ですが、今回は本体の薄さを強調している感じ。


サイドには製造元のLGマーク。



同梱されているのは取り扱い説明書とACアダプタ(1.2A)、USBケーブル、SIMスロットピンといつも通りシンプル。


ディスプレイの他にサイドの外周とカメラレンズが保護シールでガッチリ守られていたのが面白い。


ハードウェア・本体デザイン


カラバリに問わず前面はブラックです。iPhone 5やNexus 7(2013)と並べてみましたが、サイズ感がお分かりいただけるでしょうか。5インチということで片手で操作は難しいのですが、Xperia Z1のような「片手絶対無理!」という具合ではなく「頑張って指を伸ばせばいけるかな?」といった感じ。

幅が69.17mm、重量が約130gで丸みを帯びたデザインなので、この5インチクラスのスマートフォンじゃかなり持ちやすい部類に入ります。軽くてびっくりするよ!


背面はNexus 7(2013)のデザインをそのまま小さくした感じ。手触りはブラックがマット、ホワイトがさらさらした感触になっています。ホワイトのさらさらは極端に滑りやすい感じではないので安心。


本体の背面を見てて思ったのが認証刻印の色について。ソニーなど他メーカーの端末を見ると印刷が目立っていることが多いのですが、Nexus 5は薄い白で目立たないように印刷されています。遠目に見るとほぼ見えません。こういう小さい配慮がすごくいいと思います。


一方で、理解不能な箇所もあります。

カラバリのホワイトは、前面の上部に搭載された受話スピーカー部分がホワイトに塗装されているのです。ぱっと見、目を引いて面白いデザインですが、通知LEDと勘違いしてしまうので実用度的にはまったく良いとは思いません。どうしてこうなった?

下部にはちゃんとフルカラーの通知LEDが搭載されています。ライトフローなどのアプリで自由にカスタマイズが可能です。Nexus 7(2013)は単色LEDだったので嬉しいポイントです。


左サイドには音量、右サイドにはロックキーが搭載されていますが、妙にボタンの質感が高いのです。実はこれセラミック製。押しやすさも良好。

全体的に見ると高級感はありませんが決して安っぽいわけではなく、僕はこの「ケースを着けなくてもいいかな」と思える気軽さがお気に入りです。


綺麗なディスプレイと挟額縁が最高


Nexus 5のディスプレイを点灯させると最初に目を引くのが狭額縁です。ギリギリまで詰められたベゼルのおかげで5インチでも本体サイズを小さくすることができ、更には「ハイスペック」「先進性」みたいな印象を使う人に与えます。ズバリ、クールです。


ピクセル密度が441PPIのフルHDディスプレイはめちゃキレイ。発色に変な癖もなく文句なし。5インチと相まって迫力があります。iPhoneのような片手操作しやすいサイズも良いのですが、こういった迫力のあるディスプレイを見てしまうとこっちもいいなと思ってしまいます。

タッチパネルの感度がとても良いので片手フリック入力が比較的しやすいのも高ポイント。


ソフトウェア・動作は文句なしの快適ヌルヌル


最新のAndroid 4.4 Kitkatは動きに引っかかりを感じることもなく快適そのもの。

Nexus 7(2013)でも相当ヌルヌル動くなーと感じていたのですが、それ以上に良く動きます。これには正直びっくりしました。個人的にはアニメーションが増えたiOS 7よりも快適に感じますよ。「iPhoneのほうが動作がヌルヌルしているから」と言う時代は完全に終わったと思いますね。もうヌルヌルというよりヌチョヌチョって感じ。

セットアップなどは特に今までと大きく変わらないので割愛。


AnTuTuベンチを回すとこんな感じ。Note 3すげーなぁ。


カメラと動画の光学手ブレ補正



こちらはAndroidで最も人気のありそうなGalaxy S4との比較。今までのNexusシリーズのカメラはお世辞にも良いとはいえずイマイチでした。今回のNexus 5は超綺麗というわけではありませんが、そこそこ使える程度にはなってきた感じです。

特に静止画でHDRを効かせると、なかなか良い写真が取れます。HDRは動きに弱いので使い所が難しいのですがここぞという時に活用したいですね。



また、今回は動画の光学手ブレ補正が売りになっており、上の動画を見ると威力が発揮されているのがわかります。


不満点をいくつか

・スピーカーがイマイチ
本体下部に搭載されたモノラルスピーカーは音楽を聴くにはちょっと残念な出来です。期待しないほうがいいでしょう。

・カメラUIがわかりにくい
Android4.x系からのカメラUI、個人的にわかりづらいと思っています。これはNexus 5自体の問題ではないのですが。。。


回線どうするの?


海外では現地SIMを、日本国内ではBIGLOBE LTE・3Gを契約したので下駄を履かせて装着予定です。これは別記事で。


root化する?

最近はすっかり落ち着いてしまったので普通に使う予定ですが、もし今後rootを取るのであればこのへんを参考にするつもりです。

Nexus 5のRoot化方法・手順。 - Android(アンドロイド)おすすめアプリ・カスタムニュース|AndroidLover.Net




SIMフリーのAndroidスマートフォンを探しているなら最有力候補



ドコモやau、ソフトバンクの割高なパケット定額に嫌気が差し、格安MVMOのSIMを利用している方も多く見かけるようになってきました。

そんなわけでSIMフリーのスマートフォンに注目が集まっているわけですが、Nexus 5はこれだけのスペックを有しながら価格が約4万円と、他のSIMフリースマートフォンに比べ非常に安価です。今まではこの価格帯だと無名メーカーの領域だったのですが、GoogleブランドのNexusシリーズがここまで安くなってしまうと他メーカーはかなり危機感を覚えると思います。ある意味価格破壊です。

さらにAndroidのNexusシリーズは、キャリアなどを介さずにGoogleから直接アップデートが配信される、言わばiPhoneのような端末です。最新のAndroidを常に使えるというメリットがあるので、これ買っておけば間違いないという安心感があります。

価格が下がっている過去モデルのSIMフリー端末を狙うのも良いですが、お手頃価格で手に入る最新スペックのNexus 5、めちゃオススメです!

Google PlayでNexus 5を見る


今回、僕はケースや液晶保護シートを付けずに完全裸族で使います!

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