まさかの急展開に興奮した!―― #Ingress 公式ユーザーイベント「 #DARSANA (ダルサナ) XM ANOMALY Primary Site,Tokyo,JP」に参加してきました


2014年12月13日(土)に東京で開催された、GoogleのiOS/Android向け位置情報ゲーム「Ingress」の公式イベント「Darsana(ダルサナ)XM ANOMALY』」に参加してきました。

Darsanaとは、世界各地で開催されているIngressの公式戦のこと。通常のIngressに独自のルールが加えられ、舞台となるエリア内の指定されたポータルを奪い合います。そしてある一定のタイミングで計測される指定ポータルの所有数を青と緑で競い合うというのが大まかなルール。


日比谷公園野外音楽堂9:40~


Darsanaの集合場所は千代田区の日比谷公園内にある「日比谷公園野外音楽堂」。最寄り駅である霞ヶ関駅で電車を降りると、すでにチラホラ青や緑の服装の人を見かけるのですよ。もはや関係ない人までエージェントに見えてくる。Ingressあるあるですよね。

9時過ぎに会場へ到着すると、すでに100mほどの行列が形成されていました。そのためか、予定の10時よりも少し早い9時40分頃から参加受付が開始。


入場の時点でレジスタンスとエンライテンドで会場入り口が左右に分けられていました。受付ではアフターパーティーへの参加証となるスタンプを腕に押され、「パケット」と呼ばれる公式グッズやメダルの入った袋も受け取りました。

すぐ消えてしまうと話題のスタンプ(実際は消えませんでした)、
紙媒体によるマップの配布なども

パケットの中身

パケットの中には、Darsanaデザインのピンバッチ、Ingressステッカー、そしてDarsanaに参加したことを示す限定メダルが入手できるパスコードの書かれたカード、アイテム(種類はランダム)が入手できるパスコードの書かれたカードが入っていました。


このメダル目当てに参加した人も多かったはず。


ウェルカムスピーチ&参加者記念撮影11:40~


受付を済ました後は、ウェルカムスピーチまでしばらく時間が空いたので席を立ってしまう人もチラホラ。ここでスキャナーを開いてみると、既に周辺のポータルの争奪戦、そしてゴミ(不要アイテム)の不法投棄大会が勃発していました! おかげでネットワークの帯域がオーバーになり、ネットに接続しづらい場面が多々発生。僕はauとドコモを行き来してがんばって通信してました。


一方で、モバイルバッテリーで有名なAnkerがステッカーを配っている場面も。Ankerは以前、Ingressプレイヤー向けにプロモーションを行ったことで話題になりました。



そんなこんなで、風が寒い上に枯れ葉が落ちてきて痛い野外ステージでしばらく待っていると、11時40分頃にウェルカムスピーチが開幕。Niantic Labsの日本人スタッフ川島優志氏(@mask303)やNiantic Labs創業者でGoogle副社長のジョン・ハンケ氏(@johnhanke)が登壇し、「明日は選挙ですが、皆さんは今日人類の未来を決定することになる」「皆さんは今日"KUSAKARI"、"MIZUNUKI"をすることになる」といったユニークな挨拶で、会場は笑いの渦に包まれました。

その後、レジスタンスとエンライテンドのリーダーがそれぞれ決意表明をし、会場を盛り上げ、会場にいる全員と記念撮影。そして解散となりDarsonaがスタートしました。

なんか雰囲気的にはですね、ハリーポッターに登場するクディッチのシーンみたいな印象を受けましたよ。よくわからない表現ですいません。


Darsanaの舞台

今回のイベントで戦場となるのは東京の新橋~麻布~恵比寿~代官山エリアです。


それぞれの場所で、以下の10分間のうち、ある一瞬のタイミングでポータルの所有数が計測され陣営のポイントとなります。

・14時00分~14時10分
・15時00分~15時10分
・16時00分~16時10分
・17時00分~17時10分

とにかく、大雑把に言えばこの10分間に指定されたポータルを攻撃しまくってレゾネータを挿して自分の陣営のものにしていればいいというわけです。逆に言えばこの時間以外は特にすることがない(戦略を考えて動くガチ勢は除く)ので、友人と二人で行動していた僕は、大門駅周辺に移動して美味しいお肉を食べに行っていました!肉だ!!

yamkeiさん(@yamkei)が投稿した写真 -

「いきなり!ステーキ」という最近話題の立ち食いステーキ屋です。なんとなく400gと注文したら分厚いステーキが出てきて焦りましたが、ぺろっといけました。ごちそうさまでした。Darsana最高!!


ゲーム進行中、そのとき街は


腹を満たしたところで、最初の戦場として選んだのは麻布十番。現地へ到着すると既にエージェントが多数。これがもうすさまじく不気味w スマホを見つめる大人が街のいたるところで静止しているわけです。すさまじく怪しいです。


こちらは東京都立中央図書館。クリックで拡大できますが、写真に写っている人全員エージェントです。ヤバイ!


こちらも全員エージェント。大使館近くだったのですが、警官が困惑してました(笑)


街を歩けば、チームを組んだエージェントがあちこちをぞろぞろ歩いています。世紀末感半端ないです(褒め言葉


誰も予想しなかった事態が発生


時間は進み、最初の計測である14時00分~14時10分に事件は起こりました。必死にポータルに攻撃とリゾ挿しを繰り返していると、マップが一瞬でCFによる緑色で埋め尽くされたのです。

最初は優秀な仲間が小規模なCFを作成し、戦況に一役買ったと思われたものの、何やら様子がおかしい。

なんと、北海道、中国そしてグアムの3点で超巨大なCFが形成され、北海道と沖縄を除く本州がすっぽり緑で覆われてしまいました。前代未聞……!

おかげでエンライテンドに膨大なボーナスポイントが入り、しかも本州のポータルはすべてこの巨大CF内にあるため、Darsanaとか関係なくほぼ全国でリンクが貼れなくなるという、日本のIngressが危ぶまれるとんでも事態に。





実はこれ、事前に犯行予告が2ちゃんねるに書き込まれていました

Darsanaのために、緻密で壮大な計画を立てて実行してしまうガチ勢の皆さん……。本当にすごすぎます。

おさかなさん:さて、そんな#Darsanatokyo ですが、
参加された多数の方よりも先に、色々書かせてもらうのは恐縮かと思いますが、個人的にも色々と思い入れができたので筆を取ることにしました。

junji Y (SolidStake)さん:Darsana Tokyoのあった本日12月13日。
ENLの巨大CFが日本を覆ったレジスタンス側のレポートです。
遡ること数日前。
極秘任務ということで内容を知らされずに招集、そして参加へ…。

そしてこの極秘任務に関わった人たちのアナザーストーリーがGoogle+に公開されています。Ingressがもはやゲームの域を超えていると感じるくらいのインパクトを感じます……。脱帽です。

そんなわけで、ボーナスポイントが設定されていたリンク作成など戦略的な行動がほとんど不可能になってしまったので、両陣営は指定ポータルの所有権を単純に取り合うという完全殴り合い状態に。


で、どんな戦いをしていたの?


XM尽きてるの、じわる

これはなんとかポータルをエンライテンド陣営所有にすることができたので、レゾネータを必死に刺して敵の凄まじい攻撃からポータルを守っているところです。「無駄な連打じゃね?」と思われるかもしれませんが、これくらいしないと一瞬気を抜いた隙にやられます。恐ろしい戦いでした。こんな地獄はもう味わいたくないよ……とかいいつつめちゃくちゃ楽しかったです。このためにアイテムを大量に補給していて良かったなぁ。

Xperia Z3だと単体でムービーのスクリーンキャプチャできます。神。

そしてこちらが、17時00分~17時10分のベルサール渋谷ガーデン前ポータル「ガラスの壁(Wall of Glass)」にて、レジスタンスの鉄壁の守りにまったく歯がたたないところ。エンライテンドメンバーがこのポータルに大して圧倒的に足りなかった感がありました。まさに数の暴力。

地獄でしょう……?これがDarsonaなのです。こんな感じで全4回の戦いを繰り広げていました。


アフターパーティー17:00~


すべてのゲームが終了した後は、ベルサール渋谷ガーデンでアフターパーティが開催されます。入り口でローソン提供のお茶を受け取った後、会場入りすると、そこはエキゾチックマター溢れる会場。一日の疲れが忘れるくらい美しかったです。


yamkeiさん(@yamkei)が投稿した動画 -

yamkeiさん(@yamkei)が投稿した動画 -


中では、真鍋大度氏とSETSUYA KUROTAKI氏のIngressのサウンド・映像・データを使ったDJ/VDを披露していました。クールすぎてしばらく見惚れてしまいました。


お隣の部屋では物販コーナーが大大大盛況でした。ここではさまざまなクオリティ高なグッズが頒布されていました。また、ローソンが公式Tシャツと食料品をいつもの制服で売っていたのが面白かったです。







これらはその中のほんの一部。


僕も少しですが購入しちゃいました。というわけで今回のイベントでゲットしたグッズたち。そういえば、アフターパーティー会場でワッペンが貰えたそうですが、そんな話聞いていないのですが……。


Cote&Cielのカバンにピンバッチと缶バッチを装着した!これで勝つる!


イベントの終わり18:15~


イベントの最後に川島氏からの挨拶と、賞品のプレゼントが行われました。まずはIgress賞ということで、Ingressの個人戦績から一週間で一番歩いた人。この方にはまだ国内で発売されていないパナソニックのAndroid搭載デジカメ「DMC-CM1」が送られました。超羨ましいです……!
続いてCheero賞ということで、抽選で20名の方にIngressロゴ入りCheero Energy Plus 12000mAhが送られました。また、CheeroからIngressとのコラボモバイルバッテリーが2015年1月に発売されることも発表されています。

cheero×INGRESS(イングレス)モバイルバッテリー



反則なくらいカッコイイデザインになっているので、僕も買ってしまうかもしれません。


続いてローソン賞は、なんとからあげクン1年分という太っ腹!こちらはユニークポータルウィジェット数が1000を超えるユーザーにプレゼントされました。


そして、肝心の結果発表。なんと、人数の関係で絶望的と言われたエンライテンドが見事勝利を収めました。僅差だったようですが、やはり例のCFが効いたようです。発表直後は緑陣営の歓声が沸き上がりました。


最後はお約束の集合写真を撮って、イベントは終了しました。


最後に


Ingressの面白さって人に伝えるのが難しくて、普段からネット界隈に生息していない人たちにIngressを理解してもらおうと思っても非常に難しいです。

そして、冷静に考えると、スマホのゲームに大人たちがここまでハマっている現状は非常に奇妙なものだと思います。

なんなんですかね、Ingressって(考えるのをやめてハックしにいこう!)。

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