ポイ活的なムーブを頑張りすぎない 使い勝手とポイント還元を両立したクレカの布陣を考える(2022年8月版)

 私が2022年8月現在で気に入っているクレジットカードの組み合わせをご紹介します。ありがたいことに日本でもキャッシュレス決済が浸透し、ラーメン屋と現金Onlyのスーパーマーケット(ロピア最強)、そして一部の自動販売機以外で現金を使うことはほぼ無くなりました。

 キャッシュレス決済を使うメリットとして現金を持ち歩かなくていいというのはもちろんですが、さらに大きいのが金額に応じた還元の存在です。多くのサービスで0.5~数%のポイント還元が設定されており、現金で支払うと損をする状況と言っても過言ではない感じ。

 私はクレカの明細金額が積み上がっていくのは好きではないためデビットカードをメインに使っていた時期もありましたが、全体の額を見るとさすがにポイント還元は無視できないのでクレカをちゃんと使いこなそうかなと思い直したのがクレカ布陣検討のきっかけです。

 キャッシュレス決済には交通系ICやQRコード決済、電子マネーなどさまざまなサービスが混在していますが、特別なキャンペーンなどに乗っかるとき以外では、還元率の高いクレジットカードの利用を最適化するのが得策だと思っています。



なぜ今になってクレカの布陣を考えるのか?


 これまでは常時2%還元の「Visa LINE Payクレジットカード」という最強クレカを使っていました。電子マネーのチャージなどを除きほぼ全ての決済が2%還元の対象となるため、何も難しいことを考えずにお得な利用が可能でした。還元されるLINEポイントはLINE証券を通じて現金化もできる、券面もシンプル。強い。


 しかし、2022年4月30日で2%還元の施策が終了。他の高還元とされるクレカと同水準の1%還元になってしまいました。2%還元の強さに慣れてしまうとこれは我慢できません。

 というわけで、年間で大体200万円弱(たぶん)をクレカで支払っている私の独断と偏見で選んだ2022年8月時点のクレカ布陣をご紹介。最高還元率を狙うポイ活的なムーブは面倒くさいと思うので、「日常で手間を感じないが、それなりにお得な感じ」を狙っています。


私が選んだ“使い勝手の良い”クレカ4選


(1)メインカード:三井住友カード ゴールド(NL)

<還元>
・基本0.5%還元
・年間100万円利用でVポイントを1万ポイント貰えるので実質1.5%還元(※)になる
コンビニ3社&マックで常時9%還元(通常5%還元に加え家族ポイントで+4%適用)

<用途> 公共料金や日常決済、ETCカード利用などメインとして

<解説>
 基本還元率は低いと思いきや、年間100万円ピッタリまで使う(※)ようにすれば実質1.5%還元になるのでメインカードに決定。それ以上の額は別カードを使わないと実質還元率がどんどん下がっていく点は注意です。

 あとはセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでタッチ決済を使うと5%還元が受けられるのも大きな魅力。私は「家族ポイント」サービスも利用しており、同じく三井住友カード(NL)を使い始めた奥さんや実家に住む家族の計4人を家族として登録しているため+4%されます。つまり、一家全員がタッチ決済さえ使えばコンビニ3社+マックで常時9%還元を受けられる状態です。やばい。

 「浪費を抑えたいならコンビニには行くな」とよく言いますが、普通に生活してたらコンビニに行くし、たまにはマックで身体に悪いものを食べたくなるでしょ。今のところこのサービスの期限などは設定されていません。やばすぎ。

 さらに一度でも年間100万円以上を利用すると、ゴールドカードの年会費(5500円)が永年無料になります。付帯する海外・国内旅行傷害保険を個人賠償責任保険、入院保険(交通事故限定)、携行品損害保険などに切り替えられるというコロナ禍らしい斬新な新サービスも始まっており、かなり魅力的です。

 他にもVポイントやWebサイト・アプリ(Vpass)の使いやすさ、月末締めで支払いが分かりやすいこと、ネットで繰り上げ返済の申請が簡単にできること(さっさと支払いたいタイプ)、当選率の高いキャンペーンを頻繁に実施しているなど、個人的に(Visa LINE Payクレカ時代から)三井住友カード全体の使い勝手が気に入っています(PRじゃないです)。


 これらの理由から、特典が似ているクレカとしてよく比較対象に挙がるエポスカードは選びませんでした。締日が月の中途半端なクレカほんとムリ。「○月に使った分の支払いは翌月である」こういうシンプルなほうがいいに決まってる。


(2)サブカード:Amazon Prime Mastercard

<還元>

・基本1%還元
Amazon.co.jp2%還元

<用途> Amazon.co.jp専用

<解説>
 年会費無料です。頻繁に利用するAmazonでの買い物に利用しています。高い還元率はもちろんのこと、メインカードと分けることでAmazonでいくら浪費使ったのか分かりやすいというメリットを感じています。

 以前はプライム会員の年会費を割安にできるテクニックが使えた旧ゴールド会員のクレカを持っていましたが、制度が変わってこの新しいカードに自動移行されました。ちなみにこれも三井住友カード系列のため、メインカードと同じVpassで請求額などを確認できたり、月末締めで分かりやすかったりする点がお気に入りです。


(3)サブカード:楽天カード(Visa)

<還元>
・基本1%還元
・楽天証券つみたてNISAで0.2%還元(2022年12月買付分までは実質1%還元)

<用途> 楽天銀行からの引き落とし用、つみたてNISA専用

<解説>
 ド定番の楽天カードです。私は楽天カードを2枚持っていて、Visaは楽天証券のつみたてNISA用として使っています。引き落とし先を貯蓄用の楽天銀行口座と紐付けているので、このカードを通じて、つみたてNISAの上限値で毎月「現金預金→投資」の流れが回るように仕組み化しています。

 しかし、サービス改悪でクレカ決済による投信積立時の還元率が2022年9月から下がっています(例えばS&P 500なら1%→0.2%に大幅ダウン)。救済策として電子マネー「楽天キャッシュ」を経由すると元々の1%還元が維持されるといいますが、それも年末までの特別施策。今後はどうしようかなと思いつつも、楽天銀行+楽天証券の使い勝手を気に入っているのでそのまま使い続ける予定です。


(4)サブカード:楽天カード(Master)


<還元>

・基本1%還元
ENEOSガソリン(1.5%還元、モバイルEneKeyアプリ連携で1~3円現金値引きも有) ・モバイルSuicaにチャージ(0.5%還元、Webで毎月エントリーが必要)

<用途> メインバンクからの引き落とし用、ENEOSでのガソリン給油、モバイルSuicaのチャージ、三井住友カード ゴールド(NL)100万円利用以降のメインカードとして

<解説>
 こちらの楽天カード(Master)は引き落とし先をメインバンクにしているので、楽天経済圏での買い物など日常決済に使います。実はこいつも締め日が月末(楽天市場利用分だけは毎月25日)なので分かりやすい。

 

 地味にモバイルSuicaのチャージも0.5%還元。VIEWカードの2%還元には叶いませんが、フルリモートワーク移行で定期券購入もしていない今、クレカの枚数を減らせるのはありがたい。ただし、iPhoneユーザーは楽天ペイアプリで表示されるバナーから飛べるWebサイトで毎月エントリーが必要です(忘れそう)。


 三井住友カード ゴールド(NL)で実質還元率が最大(1.5%)となる100万円まで利用したら、それ以降はこのカードをメインカードとして使う予定です。

 そして一番魅力的なのがENEOSでのガソリン給油。楽天カードはENEOSの特別提携カードに指定されており、常時1.5%還元になります。さらにENEOSのモバイルEneKeyアプリと連携させると、クーポンや現金値引き(マイナス1~3円ぐらい?)が入るのでさらにお得。以前はENEOSカードが一番お得だと思って使っていましたが、ガソリン価格の急騰やアプリ連携のキャンペーンなどを考慮すると、現時点では楽天カード+モバイルEneKeyアプリの組み合わせが一番安いはずです。



複数枚のクレカ使い分け、iOSのウォレットならスマート


 ここまでご紹介したように、現在は4枚のクレカを状況に応じて使い分けています。財布には三井住友カード ゴールド(NL)楽天カード(Master)の2枚だけを入れていて、基本的にはiPhone(もしくはApple Watch)でVisaタッチ決済かiDで支払います。iOSのウォレットはAndroidに比べてカード切り替えが本当にラクチン。こういった日常に密着する機能の使い勝手の良さから、最近はiPhoneから離れられない状況です。


 また、小さな商店ではPayPayを使う場合もありますが、ポイントをなるべく分散させたくなので避けたいところ。

 わずかな還元のためにすごい頑張る“ポイ活的ムーブ”をするのは本当に不毛だと思っているので、現時点ではこの程度に収めるのが最適解かなと。

 クレカの使いこなしでいろいろ調べると、常時1.2%還元のリクルートカードなどいろいろ候補は挙がってくるのですが、なにより今は三井住友カードのサービスを個人的に気に入っているのがかなり大きい(PRじゃないです)。

 実は他にも六本木ヒルズや表参道ヒルズ、アークヒルズ、虎ノ門ヒルズなどの駐車場がいつでも1~2時間無料になる特典付きの「ヒルズカード」や、PS5の店頭購入権が付いてくる(?)ヨドバシの「ゴールドポイントカード・プラス」、PayPayがあるので必要性を感じていない「PayPayカード」、つい先日までQUICPay払いで3%還元をやっていた「セゾンアメックス」なども持っているのですが、特定用途向けなのでここではご紹介していません。

 今回の組み合わせは私の環境に最適化したものです。他の選択肢もたくさんあると思うし、もっと良い組み合わせを見逃しているかも。ちょっと考えるのが面白かったので備忘録として残した。

 還元を追い求めすぎていろいろなサービスやクレカに手を出すと、ほんと家計管理とかとっちらかるので、なるべくクレカの枚数は少なく、シンプルにしたいものです。

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