その1に続きましてその2でございます。まだその1を未読の方はそちらからご覧ください。
電子書籍に絡めた有料コンテンツの話題など、"ITmedia×津田大介「メディア志望の就活生が、今知っておくべきこと」クロストークイベント"まとめレポート その1 | Digital Grapher
(注・各発言は意訳です。原文ままではありません)
第2部:メディアと消費者の変化。〜これからの広告、ビジネスモデル〜
"これからの広告ビジネスで必要になるキーワードは何だと思いますか?"という話題に関して。
司会・浦野さん
「メディア企業がマネタイズだとかサービスを提供していきますよ、というところでお金の稼ぎ方について」
「メインストリームは広告」
「今後も主流は広告なのかだとか、広告全体のビジネスを考えたときにこれから起こりそうなことや広告の今などを聞いていきたい」
石森さん「今後も主流は広告なのかだとか、広告全体のビジネスを考えたときにこれから起こりそうなことや広告の今などを聞いていきたい」
「広告のテクノロジーの話を始めちゃうと各論があるんだけど、メディアにおいてどこまでが広告なのかを決めていくのがこれからの世代の役割なのかなと」
「昔っからの広告といえば、"続きはCMのあとで"みたいなテレビやラジオの広告だとか、記事と広告がちゃんとセグメント分けされている雑誌なんかはわかりやすい」
「インターネットの広告も出始めの頃は、広告のスペースとそうじゃないスペースは明確に分かれていたけど今はあんまりそうじゃない」
「先ほど言った"メディアってなんだろう"というのと同時に"広告ってなんだろう"という定義付けをするタイミングが今なのかなと」
「メディアって、お金を儲けることも超重要だけど、お金にならないことも結構必要」
「それは読者さんとの信頼関係もある」
「自分たちの中でこれは広告、これはそうじゃないという線引は持っておかないといけない」
「テクノロジーに流されているだけではメディアという看板を背負っている以上、ダメかも」
「若い世代の常識やセンスで"新しい時代のこれからの広告はこうだ!"というのを一緒に考えてくれればとても嬉しい」
司会・浦野さん
「広告と記事の境界線が曖昧になっていくというよりは、広がっていくイメージかな」
石森さん
「我々のメディアとして、ご意見ご感想をたまにいただくが、"いつも同じ広告が出てくるからどうにかしてくれ"なんてことを言われることがある。それはあなたが温泉旅館の情報を見てるから温泉旅館の広告ばかり出てくるんですよ!と(笑)」
「これはリターゲット広告だが、見ている側からすると"このサイトはいつも同じ広告を出しているな"なんて感じるんだとか」
「我々は問題ないと思っていたが、これから先考えていかなきゃいけない点かも」
津田さん
「メディアが普通に記事を作るということと、純粋な広告。その中間にある企画広告みたいなものが、ネットの中も含め相当境界線が不明確になりつつある」
「一方で、広告代理店の人と話をしていると、"もうテレビの時代じゃないのかもね"と」
「消費者がセグメント分けされてきていて、大量消費、すべての人が知っていてすべての人が消費するような商品はもう成り立ちにくい時代になってる」
「ターゲットを絞ってコンバージョンを上げていったほうがいいのかも>テレビの時代じゃない」
「その点でソーシャル関連が上がってきているのは事実」
「ただ、広告代理店の人が言うには手離れが悪い。つまりソーシャルの広告は継続が必要だと」
「テレビの広告などは一回作って納品したら終わりだったけどソーシャルは常に動いていて反応に対して返事をする担当者が必要だったりする」
司会・浦野さん
「一つのものを共有する感じが大事なのを実感されている感じですかね」
会場
「広告というとクリック広告が多いと思うんですけど、今までの雑誌などの広告と比べてどのくらい利益があるんですか。また、広告として押しつけられている感があり、欲しいと思った広告がないと感じます。」
石森さん
「現在、ITmediaのコンテンツは基本的には無料で提供している」
「これ以上はUstreamの外でお願いします(笑)」
この部では、求められる人材の大事なワードにもちょこっと触れていたりしています。現在ソーシャルが流行っている世の中で、今までの枠にとらわれない広告の革新が求められているとも聞こえました。そして"商品販促そのものよりもブランディングにソーシャルは向いている"という話には僕もとても同意です。
その3に続きます。
メディア企業が欲しい人材はこれだ!"ITmedia×津田大介「メディア志望の就活生が、今知っておくべきこと」クロストークイベント"まとめレポート その3 | Digital Grapher
「消費者がセグメント分けされてきていて、大量消費、すべての人が知っていてすべての人が消費するような商品はもう成り立ちにくい時代になってる」
「ターゲットを絞ってコンバージョンを上げていったほうがいいのかも>テレビの時代じゃない」
「その点でソーシャル関連が上がってきているのは事実」
「ただ、広告代理店の人が言うには手離れが悪い。つまりソーシャルの広告は継続が必要だと」
「テレビの広告などは一回作って納品したら終わりだったけどソーシャルは常に動いていて反応に対して返事をする担当者が必要だったりする」
今までの広告は出したら終わり。ソーシャルな広告は継続が必要 #itm14
— やむけいさん (@yamkei) 12月 6, 2012
「1万いいね!貰っても、"だから何"みたいな。費用対効果がなかなか得られていないという状況もある」
「なので、僕は(ソーシャルな広告というのは)直接商品を売るためのマーケティングというよりかは、ブランディングに適しているのかなと」
「@NHK_PRさんなんかはPRの常識をくつがえしている」
「この前クローズアップ現代に僕が出るときに@NHK_PRさんが"津田大介さんが出ます!"とツイートした」
「@NHK_PRさんの中の人は宣伝だけではなく番組を実際に観てくれて、他のユーザーが"どうでしたか?"と@NHK_PRさんに聞いたら"つまんなかったっすね"と正直に書いてしまう(笑)」
「でもこの正直なところがPRにつながっているし、キャラクターとして許されている」
「信頼性やブランドを獲得している」
「ネットで話題になるのはbuzzるともよく言うが、・共感・リアルタイム・新規性」
「ほんとに多くの人が共感できるかどうか」
「どれだけリアルタイム性があるかどうか(祭りに乗り遅れたとかは悔しいよね)」
「ウェブで政治を動かす! (朝日新書) もKindle版がキャンペーンで250円!という時に人がドカッと集まった」
「ネットには新しいもの好きが多い」(俺だー!)
「"cakes(ケイクス)"の加藤貞顕さんとイベントをやったときに加藤さんが言っていたのは、"今流行っていて人の心を掴んでいるものには共通点がある"」
「・Technology・Design・Lifestyle」「東京ディズニーランドじゃないですよ(笑)」
「わかりやすいのは"iPhone"ですよね。デザインもいいし、ライフスタイルはスマートフォン・・(説明いらないよね)」
「他には"ルンバ"。ブログでかわいいかわいいと評判になっているし、勝手に掃除をしてくれてライフスタイルが変わる。」
「ユニクロのヒートテック、持ち運べる電動歯ブラシのポケットドルツ」
「(加藤さんが言ってたんだけど!)TENGAもそうだよね(笑)」
「これらを意識して仕掛けられるっていうのはメディア企業だけじゃなく広告業界だろうがメーカーのPRだろうが全部関係してくる(大事な)んだと思う」
司会・浦野さん
「これらの話を聞いていると、広告のメッセージ性、伝え方っていうのはサブ的な位置になっていて、それよりも上のTDLなんだってことになってくると、広告そのものが持っている価値とか意味って変わってくるのかなーと思う」
「広告が素晴らしいっていうのと、モノが実際に売れるというのは違ってくるのかな?」
津田さん
「純粋なPR会社はこれからキツいと思う。広告はコミュニケーションをデザインするようなところもあるんで、イベント開催したりだとか、色々な繋ぎ役が(大事?)」
「世の中が中抜き構造だとか言われてるけど、よっぽど直販でやっていけるところを除いてやっぱり"中"っていうのは必要」
「僕の有料メルマガにしたって、一人でだってできるけど間に合わないし、人の目も必要だから編集スタッフを雇っている」
「メディアが中抜き構造になっていけばいくほど、絶対に1個は"中"が必要で、その"中"の役割がどんどんマルチになって重要化する。エージェントって言い方もできるかもしれないが。」
「そんなときに広告代理店は有力な"中"になれるかも。」
「PR会社も良いんだけど、企業を限定しているし、今までのわかりやすい方法論を踏襲していくので・・・」
「むしろ、ルールがない新規性をどんどん開拓していかなきゃいけないところ、広告代理店の企画営業という職なんかは今後もっともクリエイティビティが求められる職になると思う」
「メディア企業をやってて変わったのは企画営業を入れてから」
「ネットは金になるから、人が集まるからなんとかなるだろうなって思う人がいるけど、メディア企業こそいかに優秀な企画営業を連れてくるかが重要なポイント」
「逆に言うと、ネットメディア企業の企画の部署は一番面白くてクリエイティブな部署になるんじゃないかなって思う」
石森さん
「新しい物を日々作り出すことを、外部のクライアントをやっている職種ってやっぱり企画営業かなって気がする」
「元々、メディアって黙って売れるような構造になっていなくて、誰かが売り方、売り物を考えて売らなきゃいけない」
「広告の枠を作って売るのは基本的重要なところだけど、それだけじゃすべて賄えない」
「メディアが持ってる情報の付加価値を企画として上手いことまとめて、それをクライアントと一緒にお客に届ける」
「モノを買うときに情報が無いと買うっていうジャッジすらできないので、どこかで情報へのタッチポイントが必要だよねってなったときに、メディアの中でクリエイティブな意識で(タッチポイントを)設計をしていく人ってなると企画営業になるのかなと」
→パネリストのお話、テーマについて学生の意見は?
"これからの広告ビジネスで必要になるキーワードは何だと思いますか?"という話題に関して。
会場
「体験型広告、コンテンツユーザーマッチング、世の中を察知するアンテナ力、既存のビジョンにとらわれない先進性」
「人肌感」
司会・浦野さん
「人肌感とは?」
会場
「コミュニケーションツール(LINEやSNSなど)の進化に伴ってリアルのイベントや人と接する機会が重要になってくるのではという意味で人肌感という言葉を選びました」
「なので、僕は(ソーシャルな広告というのは)直接商品を売るためのマーケティングというよりかは、ブランディングに適しているのかなと」
「@NHK_PRさんなんかはPRの常識をくつがえしている」
「この前クローズアップ現代に僕が出るときに@NHK_PRさんが"津田大介さんが出ます!"とツイートした」
「@NHK_PRさんの中の人は宣伝だけではなく番組を実際に観てくれて、他のユーザーが"どうでしたか?"と@NHK_PRさんに聞いたら"つまんなかったっすね"と正直に書いてしまう(笑)」
「でもこの正直なところがPRにつながっているし、キャラクターとして許されている」
「信頼性やブランドを獲得している」
「ネットで話題になるのはbuzzるともよく言うが、・共感・リアルタイム・新規性」
「ほんとに多くの人が共感できるかどうか」
「どれだけリアルタイム性があるかどうか(祭りに乗り遅れたとかは悔しいよね)」
「ウェブで政治を動かす! (朝日新書) もKindle版がキャンペーンで250円!という時に人がドカッと集まった」
「ネットには新しいもの好きが多い」(俺だー!)
「"cakes(ケイクス)"の加藤貞顕さんとイベントをやったときに加藤さんが言っていたのは、"今流行っていて人の心を掴んでいるものには共通点がある"」
「・Technology・Design・Lifestyle」「東京ディズニーランドじゃないですよ(笑)」
「わかりやすいのは"iPhone"ですよね。デザインもいいし、ライフスタイルはスマートフォン・・(説明いらないよね)」
「他には"ルンバ"。ブログでかわいいかわいいと評判になっているし、勝手に掃除をしてくれてライフスタイルが変わる。」
「ユニクロのヒートテック、持ち運べる電動歯ブラシのポケットドルツ」
「(加藤さんが言ってたんだけど!)TENGAもそうだよね(笑)」
司会・浦野さん
「これらの話を聞いていると、広告のメッセージ性、伝え方っていうのはサブ的な位置になっていて、それよりも上のTDLなんだってことになってくると、広告そのものが持っている価値とか意味って変わってくるのかなーと思う」
「広告が素晴らしいっていうのと、モノが実際に売れるというのは違ってくるのかな?」
津田さん
「純粋なPR会社はこれからキツいと思う。広告はコミュニケーションをデザインするようなところもあるんで、イベント開催したりだとか、色々な繋ぎ役が(大事?)」
「世の中が中抜き構造だとか言われてるけど、よっぽど直販でやっていけるところを除いてやっぱり"中"っていうのは必要」
「僕の有料メルマガにしたって、一人でだってできるけど間に合わないし、人の目も必要だから編集スタッフを雇っている」
「メディアが中抜き構造になっていけばいくほど、絶対に1個は"中"が必要で、その"中"の役割がどんどんマルチになって重要化する。エージェントって言い方もできるかもしれないが。」
「そんなときに広告代理店は有力な"中"になれるかも。」
「PR会社も良いんだけど、企業を限定しているし、今までのわかりやすい方法論を踏襲していくので・・・」
「むしろ、ルールがない新規性をどんどん開拓していかなきゃいけないところ、広告代理店の企画営業という職なんかは今後もっともクリエイティビティが求められる職になると思う」
「メディア企業をやってて変わったのは企画営業を入れてから」
「ネットは金になるから、人が集まるからなんとかなるだろうなって思う人がいるけど、メディア企業こそいかに優秀な企画営業を連れてくるかが重要なポイント」
「逆に言うと、ネットメディア企業の企画の部署は一番面白くてクリエイティブな部署になるんじゃないかなって思う」
石森さん
「新しい物を日々作り出すことを、外部のクライアントをやっている職種ってやっぱり企画営業かなって気がする」
「元々、メディアって黙って売れるような構造になっていなくて、誰かが売り方、売り物を考えて売らなきゃいけない」
「広告の枠を作って売るのは基本的重要なところだけど、それだけじゃすべて賄えない」
「メディアが持ってる情報の付加価値を企画として上手いことまとめて、それをクライアントと一緒にお客に届ける」
「モノを買うときに情報が無いと買うっていうジャッジすらできないので、どこかで情報へのタッチポイントが必要だよねってなったときに、メディアの中でクリエイティブな意識で(タッチポイントを)設計をしていく人ってなると企画営業になるのかなと」
→パネリストのお話、テーマについて学生の意見は?
"これからの広告ビジネスで必要になるキーワードは何だと思いますか?"という話題に関して。
会場
「体験型広告、コンテンツユーザーマッチング、世の中を察知するアンテナ力、既存のビジョンにとらわれない先進性」
「人肌感」
司会・浦野さん
「人肌感とは?」
会場
「コミュニケーションツール(LINEやSNSなど)の進化に伴ってリアルのイベントや人と接する機会が重要になってくるのではという意味で人肌感という言葉を選びました」
司会・浦野さん
「一つのものを共有する感じが大事なのを実感されている感じですかね」
会場
「広告というとクリック広告が多いと思うんですけど、今までの雑誌などの広告と比べてどのくらい利益があるんですか。また、広告として押しつけられている感があり、欲しいと思った広告がないと感じます。」
石森さん
「現在、ITmediaのコンテンツは基本的には無料で提供している」
「これ以上はUstreamの外でお願いします(笑)」
-----------------------------------------------------------------------
ここまでが第2部:メディアと消費者の変化。〜これからの広告、ビジネスモデル〜の内容となります。
ここまでが第2部:メディアと消費者の変化。〜これからの広告、ビジネスモデル〜の内容となります。
この部では、求められる人材の大事なワードにもちょこっと触れていたりしています。現在ソーシャルが流行っている世の中で、今までの枠にとらわれない広告の革新が求められているとも聞こえました。そして"商品販促そのものよりもブランディングにソーシャルは向いている"という話には僕もとても同意です。
その3に続きます。
このサイトは reCAPTCHA で保護され、Google プライバシー ポリシーと利用規約が適用されます。
返信削除インスタ 監視アプリ を使用して責任あるソーシャル メディアの使用を促進します。 この重要なツールを使用すると、ユーザーはアクティビティを慎重に追跡できるようになり、安全で情報に基づいたオンライン エクスペリエンスが保証されます。
返信削除