ソーシャルメディアサミット2013 / アンバサダーサミット2013に参加してきました その1


1月21日にAMN(アジャイルメディア・ネットワーク)株式会社主催の"ソーシャルメディアサミット2013/アンバサダーサミット2013"にブロガー招待枠で参加してきました。
イベントの主なターゲットは企業のソーシャルを中心としたWeb担当者向けのようです。
6時間にも及ぶボリュームたっぷりのイベント!

ソーシャルメディアサミット2013 / アンバサダーサミット2013|Agile Media Network



ソーシャルメディアサミット2013に参加します | Digital Grapher


イベントの全体の流れとしては企業がソーシャルメディアをどのようにして活用しているか、
パネリストである各企業の担当者さんや有名アルファブロガーの方からお話を聞いていくというスタイルでした。
今回は私が気になったところを簡単ですがご紹介します。
ちょっと長いので4回にわけてお届けします。

ソーシャルメディア活用企業調査


こちらはソーシャルメディアを活用している企業のトップ10です。
コカ・コーラはオリンピック関連でSNSを活用したキャンペーンが印象に残っています。
ローソンもTwitterやFacebook、LINE、foursquareからPSvitaまで独自のキャラクターを使って幅広く活用していましたね。私もからあげクンを半額でゲットしたのが記憶に新しいです。


Foursquareでローソンにチェックインすると限定バッジと"からあげクン"が半額になるクーポンが貰えます | Digital Grapher


AMNが考えるアンバサダー


AMNでは企業やブランドについて発言・推奨する情報発信する人を"アンバサダー"と定義し、
繋がるべき価値が高いファンと位置づけています。

また、情報発信者としての価値は必ずしもフォロワーの数に
比例するわけではないと。
これは最近実感しています。

例えばYouTubeで商品レビューなどをしているビデオブロガーさんのコメント欄を見てみると
「私も買っちゃいました」
「今まで興味がなかったのに欲しくなりました」といった
コメントが多くを占めています。

たしかにSNSで気になる人が言及している商品は興味を惹きますよね。アンバサダーってそういうことかなと。企業はこういうアンバサダーを獲得するのが重要だと。

そしてそれをイベントなどを通して見つけていくのがアンバサダープログラムということなんですね。

アンバサダー候補は対象者を各SNSでの発言や影響力、その人の周りの反応などを考慮して適正を観ることで選出していくようです。
他にはAMNがやっている"user chart"というサービスも紹介されていました。
SNSを横断的に見てその人の影響力などが分析できちゃいます。
似たようなサービスでは"klout"なんかがありますね。

user chart [ユーザーチャート] ソーシャルメディアを横断して影響力が測定できるツール


普段何気なく参加しているブロガーイベントなどでも、人を集めるだけじゃなくてちゃんと参加者の情報を精査しているんでしょうね。AMNさん恐るべし・・・・w
でもビジネスをしている以上、数字を出すことは重要だしイベントを開催したい企業さんにとっても安心してお願いできる指標にもなると思うので重要ですよねこういうのって。
このブログはアンバサダーできているだろうか・・・。

その他詳細は以下のサイトに書かれているので、興味がある方はご参照ください。
スライドも観ることが出来ます。

アンバサダー | アジャイルメディア・ネットワーク
アジャイルメディア・ネットワーク ...


■パネルディスカッション1
「アンバサダーを作るユーザーリレーションのために必要なこと」


続いてソーシャルメディアで企業の情報を発信する担当者さんによるパネルディスカッション。
各ディスカッションには企業担当者だけではなくブロガーの方もそれぞれ一名ずつ入っています。

■パネリスト
・奥平智樹氏 日本コカ・コーラ株式会社
・干場香名女氏 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
・四家正紀氏 ブログ『裏4k』主宰 / 株式会社ニューズ・ツー・ユー


・ソーシャルメディアを通じたコミュニケーションのメリット
・社内の他の人に理解してもらうためにどんな効果測定や社内共有をしているか?

奥平智樹氏 日本コカ・コーラ株式会社

「アクエリアスのTwitterを運用している」
「例えばクリスマスなら赤いコーラを連想する、アクエリアスはなんだろうと考えた」
「"メリーアクエリアス"という言葉を思いついた!
「消費者の生活に寄り添ったコミュニケーションができる」
「いつもアクエリアスを覚えておいてほしい」
「まずは社員にアカウントを知ってもらうことが大事」

干場香名女氏 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社


「ソーシャルメディアのツールを使っていたわけではないが、神社関連の話題について友人の体験談を聞いていたところ、新聞を読んでいるときに普段は見逃してしまうような神社の記事に興味を持つことが出来た」
人のクチコミ(ソーシャルメディア)の強さ、面白さを感じた
「ケンタッキー食べ放題イベントでSNSのパワーを感じた」

「KFC一年分プレゼントキャンペーンを実施→ページを更新するたびにフォロワーが増えていくのが楽しかった!」
「ユーザーが勝手にKFCの思い出話を語り出して社員は感動した」
ブランドは思い出

四家正紀氏 ブログ『裏4k』主宰 / 株式会社ニューズ・ツー・ユー

(AMNの社長の師匠!)
(この人がいなかったらAMNをやっていなかったというほど)

「ユーザーは企業に寄り添ってほしくはないけど、Twitterならさりげなく傍にいることができる」
「マスメディアからソーシャルに広がることはあるが、逆はあまり無い」



「企業のSNSプロモーションの原点は"おそれいりこだし"」
「日本国民は言語的にダジャレ無しには生きていけない」
「ダジャレを使って空気を和らげる効果がある」
「あっと言わせるものがないとRTはされない」
「失敗しているプロモーションは情報を押しつけている」
「ブロガーはGoogleにインデックスされていない情報を書きたい」

企業のソーシャル担当者はソーシャルな人に向いている

SNSプロモーションで成功している事例を聞いて、やはり普段からSNSに慣れている人ほど企業をプロモーションする人材としてうってつけだなと実感。
ただ情報をbotでつぶやくだけなんて論外。
また、これらのプロモは実績が見えづらいのが難点。企業側の辛抱する器の大きさと
バズったときにそれを有効活用できる機敏さが求められるんじゃないかなと私は感じました。

基本的に、人はまだ誰も知らないことをクチコミしたり広めるのが好き(特に私たちブロガーはw)なので、SNSを通して企業とそんな話ができたら素敵だし両方にメリットがありますよね。

そんなところで"その1"は以上です。次のページでは

・活性化戦略の視点"アンバサダーやスーパーファンは広告の代わりになるか"
・森永乳業、ライオン、ビデオブロガー・ジェット☆ダイスケ氏
・消費者の声が可視化できるメリット

についてお伝えします。ぜひご覧ください。ついでによければツイートやRSSリーダーへの登録もお願いします!

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